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2015-02-04 23:11    クロエバッグエデン
「皮肉ですか? 謹慎中の軍人など、することもありませんよ。たまっていた本を読んだり、むかしのレコードをひっぱりだしてきて聞くだけです」 「わたしの生活とたいして変わらんよ」 「これは失礼しました。失言でした」  そういうと、窓際のベンチに腰かけた六道先生はお笑いになった。 「きみは堅苦しくていかん。もっと気を楽にしたまえ」 「すみません。生きるのがヘタな人間ですから」 「じょうずな人間などおらんよ」  たしかにじょうずな人間はいないのかもしれない。だが、じょうずに生きているように見える人間もいるし、わたしのようにどう見ても不器用な人間がいる。 「綾人くんがもどったそうですね」 「ああ、いろいろとすまなかったね」 「礼をいわれることではありません」 「いやあ、骨折ってくれたんだろ。あいつの身の安全のために。聞いてるよ」  ドリップし終わったコーヒーをカップにそそぐ手が少しとまる。亘理《わたり》長官もおせっかいな人だ。わざわざ先生に知らせなくてもいいだろうに。 「つくづくあいつは幸せなやつだと思うよ。きみだけじゃない。いろんな人が、あいつのためにしてくれている。ありがたいことだ」  先生はまるで自分のことのように感謝しているようだ。どうしたら、そんな境地に達するんだろうか。わたしは、いまだに神名との距離をはかりかねているというのに。 「先生がうらやましい。血の色などまるで気にしていらっしゃらないようだ。どうすれば先生みたいに思えるんですか」  六道先生はわたしを見あげ、それからフッと口元をほころばせた。 「簡単だよ。きみもいっしょにメシでも食えばいい。そうすりゃわかるさ」