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miumiuスタッズリボン編集

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 北川が感嘆した。 「まったく、実にみごとに環境を作りかえている。大変な文明ですね」  山岡が同じように嘆声を発したが、北川が強くそれを否定した。 「僕が言うのは違うことだ。日本と違うと言っているのさ。日本……いや、あの卑弥呼の世界とだ」  三人は高空で岩をとめ、語り合った。 「たしかに、みごとな緑野を作りだしている。大変な労力と知恵がここにそそぎ込まれているのはたしかだよ。しかし、卑弥呼の国とはまったく異質だ。同じ緑の野でも、ここはそれを人工的に作りだした。卑弥呼のところは昔からある自然のままだ。どっちがいいと思う」 「僕らは日本人ですからね」  栄介が答えた。北川の言う意味がよく判っていた。 「もちろん自然のままがいいですよ。ここは自然に対して人間が牙《きば》をむき出して挑戦《ちようせん》している感じですね。優しさがない。あっても、それは日本的な優しさじゃない。仲間同士の間だけ通用する優しさだ。それをよそ者が見れば、やはり優しいと感じはするでしょうが、よそ者には決して与えられないと言う感じだな」 「うん。僕もそう思っていたところさ。これだけのことをなしとげるには、ここの住民が強力にひとつの集団として結びつかなければならない。その連帯感の中での優しさだ。おりて見なければ判らないが、多分ここには日本のような八百万《やおよろず》の神々はいないに違いない。間違いなく一神教か、それに近いごく少数の神の世界だろうね。外からの訪問者はすべて敵視されるのだろうよ。僕の知る範囲では、卑弥呼たちの世界はその逆だ。外来者に対しては畏敬の念で接する態度がある」 「待ってくださいよ」  山岡が言った。 「そうすると、僕らはここの外来者でしょう。敵視されるんですか」 「そのつもりでいたほうがいい」 「また喧嘩《けんか》か」  山岡はうんざりしたように言った。 「あの砂漠の連中のほうが、ずっと優しいんじゃないかな。僕にはそんな予感がしてならない。少くとも彼らは砂の中に生きていた。まだしも自然の緑の中に生きる卑弥呼たちと共通点があった。しかしここは違うぞ。この優美な世界には、何か兇悪なものがかくれていそうだ」  たしかに、整然と配置された森や川、或《ある》いは道路の様子には、どこか冷たい感触があった。
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