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miumiu l字ファスナー長財布編集

 ミグ‐31  ムーディムは呼吸が激しくなってゆくのを感じていた。心臓が今にも与圧服から飛び出そうだった。 「応援はまだか!?」 「代替編隊は|短距離核ミサイル《SRAM》の迎撃に向かった」  クレムリン 「目標、複数に分裂しました!」 「何!? ジャービス将軍、あのSRAMはいったい何ですか!? 複数弾頭だなんて」 「くそっ、また、してやられた。SRAMの複数弾頭なんてあるわけはない。君らが追っているのは核ミサイルではない! デコイだ! 反復器《リピーター》を使って同時に一〇個以上の距離盗人《レンジ・ゲート・ステーラー》を出現させている。騙《だま》されるな!」  ミグ‐31  与圧服の中で、アドレナリンが沸騰しそうだった。旋回傾斜計がグルグル回っている。照準サークルが無意味に光っている。  ムーディムは最後の手段に訴えた。バカげているとは思ったが、機の速度を押さえるにはこれしかなかった。「脚を降ろすぞ!」  敵は下降中で加速がついている。機にほんの気持ちばかりブレーキが掛かった。 「しめた!」ミグは、B‐1の真後ろに占位した。  ムーディムは今度こそ! と念じながら、引き金を絞った。ガトリング砲がバラバラと……、手応えがない! ガトリング砲の故障ランプが点滅した。 「ええい! さっきの破片が、給弾装置の何処かに喰い込んだんだ! 畜生……」
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